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物流の未来を創る仕事。

物流の未来を
創る仕事。

Story # 01

大手健康食品メーカーEC物流センター 機械化プロジェクト

Introduction

本牧第一流通センターは健康食品最大手の物流を担うMGL最大級の物流センターだ。
ここから出荷される商品は毎日全国各地の多くのお客様のもとへ届けられている。
省人化・省力化を目指しながらも、いかにミスのない物流を実現するか。いかに効率性を上げるか。
課題解決と高い目標の実現に向けて、
一朝一夕では成し得ない物流センターの機械化に挑むMGLの精鋭たちを追った。

ココがポイントby 人事総務部
  • ・お客様のニーズに応え、積極的に提案する
  • ・業務における正確さの追求
  • ・一人では完成し得ないチームとしての仕事

Member

鶴田 裕介

西関東支店 本牧第一流通センター 所長

深川 正貴

西関東支店 本牧第一流通センター

赤羽 建亮

西関東支店 本牧第一流通センター

平松 知洋

西関東支店 本牧第一流通センター

品質の保持から省人化、コスト削減へ

鶴田:2011年頃から機械化を開始し、まず、商品を配送地域別に分ける機械を導入しました。もともと仕分け作業は配送業社が自社の配送センターで実施していた仕事ですが、多くの荷物と一緒に仕分けをすると他の荷物と接触し、箱が破損するなどクレームもあったんです。それで、当社物流センター内で仕分けることで荷物の破損を防ぐという、品質の保持と省力化を目的として始めたのがきっかけです。
当時は物流の機械化が始まったころで、その走りでした。のちに働き手の減少もあり、省人化、省力化は必須になっていき、徐々に機械を増やしていきました。

導入する機械はどのように決めていくのですか?

深川:目的・キャパシティに合わせて、使える機械を選んでいきます。こちらの用途にあった使い方ができる、カスタマイズできる機械を探して、当社物流センターに合うように組み合わせ改造していきます。

鶴田:そのためには、コンセプトを考えて、機械化を実現できるメーカーを探して、その上でお客様に「こういった機械を入れると、こういう効果があります」とプレゼンをします。もちろん当社経営陣からの承認も必要です。ここまでも大変ではありますが、一番苦労するのは、その後、実際にセンターに導入してからですね。

トライアンドエラーを重ねて精度を高める

現場での苦労というのは

平松:私は機械化が始まっていた2016年に新卒で本牧第一流通センターに配属になりました。2017年に製品の自動袋詰めと検品用バーコードを貼る機械を導入して、その機械の担当をさせてもらいました。袋詰めに必要な緩衝材の微妙な厚みの違いからエラーが出るなど、いざ稼働すると思いもしなかったトラブルが起き、先輩に聞きながら、メーカーとの調整を重ねました。実際に自分が機械を担当して、センターへの導入の大変さがわかりましたね。

赤羽:私も平松と同期で一緒に配属されました。平松が言うように、機械は実際に稼働してみると予期せぬエラーが起こります。この段階で、現場のスタッフの方に任せるわけにはいかないので、順調に動くようになるまでは、社員の私たちが責任を持って確認します。あちこちでエラー音が鳴ることもあって、気が抜けない毎日を過ごしました。先輩方も厳しかったですが、お客様のこと、現場のことを思ってのことだとわかっていましたし、本当に勉強になりました。

平松:先輩方からは、機械のことだけでなく、一つひとつのことに向き合って、お客様にとって何が最適なのかを考え提案していく姿勢など、多くのことを学びました。経験値も積めたかなと思っています。

深川:厳しいことも言いましたが、機械は彼らの頑張りもあり、現在は順調に稼働していますし、チームとしていい結果を出せていると思います。

平松:機械化で人員不足の問題が解消できたことなど、効率化の成果が数字でもわかるので嬉しいですね。

お客様のニーズに応え、提案していく。
いずれ、すべての工程を自動化したい

今後の目標などは?

平松:私は自動化ができていない瓶の商品が課題だと思っています。割れないように厳重に梱包する必要があり手間もかかっているので、機械を入れてなんとか改善したいと思っています。

赤羽:業務の効率化でいえば、IT化の一環として、センター内のペーパーレス化も進めたいと考えています。タブレットやPC上で確認できるものは、そうした運用にできるよう環境を整えたいと思っています。

鶴田:私たちの1番のミッションは、お客様のニーズに応えることなので、人手不足の中、より省人化、省力化に力を入れたいと思っています。それから、ただ受け身となるのではなく、業務改善のためにお客様へのご提案も続けていきたいと思います。私たちの仕事への評価がお客様との20年に渡るお取引継続に繋がっているんだと思っています。また、センター内に導入した機械は実はまだ、完成形ではないんです。これから改良を進め、いずれ、すべての工程を自動化したいと思っています。赤羽、平松の世代にも期待しています。

深川:当然、一人の力ではなし得ないことなので、一緒に頑張っていきましょう。